RUNWAY FOR HOPE教育プログラム
実施場所:オーストラリア・シドニー
実施期間:2018.08.01〜2018.08.12
未来を広げる、私を変えた海外体験
〜色とりどりの美しい世界を子どもたちへ〜
全国各地から参加した中高校生たちの声をお届け
出会いと経験を通じて希望や夢を見いだし、視野を広げて生きる力をつけるRUNWAY FOR HOPEが主催する短期留学プログラム。
2018年留学実施先はオーストラリア・シドニー。全国各地から書類選考及び面接の上、選ばれた7名の中高校生たちが参加をしました。海外短期留学に参加したメンバーたちの感想を抜粋してお届けします。

⬛︎ 留学に行く前の気持ちはどうでしたか?
東日本大震災で被災し、学びの機会が減っている中で英語を勉強できる機会を与えてもらったので、行く前からワクワクしていました。(Sさん・17歳)
行く前はずっと緊張感しっぱなしでした。「友達ができるのか?」「海外の生活は大丈夫か?」という心配ばかり。オーストラリアは日本からの持ち込みが厳しいとも聞いていたので、お土産なども何を持っていけばいいのか迷っていました。(Rさん・15歳)
海外に滞在するということで、体調管理には気を付けていました。自分から積極的に英語を使って全力で楽しもう!という気持ちでした。(Hさん・14歳)
楽しみという思いが強かったけど、少し不安な気持ちもありました。今回の留学前にニュージーランドへ行ったのですが、その時は緊張してあまりホストファミリーを話すことができず悔しい思いをしました。今回はしっかり英語で話したい!という思いで参加しました。(Kさん・14歳)
⬛︎ 留学より帰国した後の気持ちを教えてください
言葉では言えない、素晴らしい出会いがありました。今回の留学を主催してくれたSenaのような人になりたいと思ったし、もっとたくさんの事を見て学んで自分を成長させたいという気持ちです。将来は日本に学習支援施設をつくりたいと考えていましたが、海外と日本で交流したり、人との出会いを通して英語の楽しさを伝えられるようになりたいです。(Mさん・15歳)
本当に良い経験をさせていただきました!人との出会いだけでなく、文化や宗教、人種についても学ぶことができ、この留学に参加ができて嬉しいし、これから先も決して忘れないです。孤児や難民、被災に遭った人たちを支援しているRFHの活動もすごいと思ったし、優しくて頼りになる!と周りにも伝えたいです。(Rさん・15歳)
自分にしかできないスペシャルな人生を歩んでほしいというRFHの活動が素晴らしいと思いました!楽しかったこと、苦労したこと、この経験を生かし将来の夢に向かって前に進みたいです。(Hさん・14歳)
メンバーの1人として選んでくれてありがとうございました!このプログラムに参加しなかったら、新しい夢を持つことができなかったかもしれません。夢である通訳士、日本語教師になるため、前を向いて歩いていきたいです。RFHの主宰者であるSenaさんが最後の日に「普通の人生じゃつまらない」という言葉の通り、僕もみんなに「すごい!」と思われる生き方をしたいです。(Kさん・14歳)
⬛︎ シドニー留学で印象的だったことは?
一緒に留学した仲間のホストファミリーの家で開催されたホームパーティーがとても印象に残っています。私たちのために作ってくれた手料理も美味しかったし、ギターをBGMにしてみんなで歌を歌ったり。日本とは違う「海外のホームパーティー」をリアルに感じることができました。(Yさん・15歳)
シドニーの街並みを歩きながら多文化主義を実感できたことです。さまざまな店が連なり、国籍の違う人が歩いていて、色々な国の言葉が聞こえてきて面白かったです。個人的にはホームパーティーで訪れた家に南部鉄器があったことに驚きました。岩手が世界に広がっているなと感じました。(Kさん・14歳)
世界遺産にもなっているブルー・マウンテンに行けたことが嬉しかったです!自然はもちろん、いろいろな種類の鳥を見ることができました。学校での英語授業は大変でしたが、自分とは別のプログラムで来ている日本人と話せたことも印象的でした。(Sさん・15歳)

⬛︎ ホームステイはどうでしたか?
英語で上手に伝えられなかった私に対して、自分から積極的に話すチャンスを与えてくれたのがホストマザーでした。「間違えてもいいから自分の英語で説明して」と言われた事で、背中を押してもらえたし、本当の子どものように大切にしてくれたことが嬉しかったです。(Mさん・15歳)
1人でホームステイだったので、英語を磨く環境としては最高でした。イランでのバックグランドを持っているホストファミリーと夜の時間に文化や価値観について話せたことも良かったし、外食やショッピングにも連れていってもらい、とても素敵なファミリーと過ごすことができました。また必ず戻ってきたいです。(Sさん・17歳)
とても優しいホストファミリーでした。本当の家族のように迎えてくれ、私にたくさん話しかけてくれたことが嬉しかったです。私が一生懸命話しても伝わらないこともありましたが、諦めず相手の目を見て話すことが大事だと学びました。(Hさん・14歳)
本当に本当に良かったです!ホストファミリーはイラン出身の方で僕を心から歓迎してくれて嬉しかったし、ご飯も美味しかったです。日本からのお土産を渡したらすごく喜んでくれたこと、帰国する日の朝、マザーに「Come Back」と言われて涙が出ました。(Kさん・14歳)


⬛︎ SCE(学校)のプログラムやアクティビティはどうでしたか?
学生たちが生活の中で英語を使えるように工夫されたルールや設備があったことに驚きました。国によってイントネーションや発音が違うので理解するまでが大変でしたが、国なまりの英語で会話をすることが、むしろ楽しかったです。国など関係なく、みんなが楽しく学んでいる姿が自分の夢と重なりました。(Mさん・15歳)
学校の授業で使う言葉は英語のみ。自分と同じくらいの年齢の人たちがスムーズに英語を話していたことに驚きました。英語が思うように話せず、その人たちの輪の中に入れなかったことが悔しかったし、もっと勉強しなければと感じました。(Yさん・15歳)
日本とは違う学校生活が印象的でした。例えば日本では先生が黒板に書いた内容を写して覚えるのが普通ですが、シドニーで受けた英語の授業は生徒同士がグループになって話し合うことが中心。先生と生徒の距離も日本とは違っていて、「勉強が面白い!」と感じました。また、午後のアクティビティもパンケーキを食べながら交流をしたり、ショッピングを楽しんだり、皆と有意義な時間を過ごせたと思います(Rさん・15歳)
英語が話せなくても伝えようとする気持ちがあればジェスチャーで何とかコミュニケーションが取れることがわかりました。どのアクティビティやプログラムでも、周りの人たちがフォローしてくれたので楽しく過ごせたし、もっと滞在したいと思いました。(Sさん・15歳)
⬛︎ 留学中に困ったことや大変だったことはありましたか?
英語で会話する勇気がなかったことです。特に最初は言葉を発する前に「どうすればいいの?」と悩んでしまいました。でも、話すという一歩を乗り越えると、自分の中で大きな自信になったし、「もっと話そう!」と前向きな気持ちに変わっていったのを実感しています。(Mさん・15歳)
学校の先生やホストファミリーたちに自分が本当に伝えたいことが上手く言えなかったことが悔しかったです。ですが、アクティビティを通して沢山の思い出がつくれたし、これだけで終わらせずに「もっと海外へ行ってみたい!」と考えるようになりました。(Yさん・15歳)
行動中はとても楽しくて時間が経つのもあっという間でしたが、オーストラリアの天候に少し困る場面もありました。(Kさん・14歳)
⬛︎ 留学経験を経て学んだことを教えてください
英語が母国語か否かで話し方やイントネーションが違うことを改めて感じました。多民族国家であるオーストラリアの文化や生活スタイルを体験することで、日本との違いを学ぶことができました。(Sさん・17歳)
親元から離れ、初めて会う海外の人の家に滞在させてもらうこと自体がとても大きな経験となりました。英語ができる・できないではなく、どうやって相手とコミュニケーションをとっていくのか?その姿勢が大事だと感じました。(Yさん・15歳)
ホームステイ1日目の夜は寂しくて泣いてしまいましたが、この留学のおかげでコミュニケーションを取ることの楽しさや相手に自分の思いを伝えることの大切さを改めて知ることができました。最初に話せなかった人と話せるようになったり自分のことを話したり。帰国後はすごく晴れやかな気持ちになりました。(Rさん・15歳)
この留学を通して、自分の足で前に進むことの大切さを学びました。自分のなりたいものに向かって、自信を持って取り込むことで前向きな気持ちになれたと思います。(Sさん・15歳)
⬛︎ 留学経験を通じて将来や夢に対する考えに変化はありましたか?
以前から考えていた「学習支援をつくる」というぼんやりとした目標が、より明確になりました。今回の留学ではホームステイや企業訪問、学校などを通してさまざまな境遇の人たちと触れ合うことができましたが、他国の現状や貧困の差にもっと関心を持って、自分の目でしっかり見た上で、どうすれば楽しく学べる場所を提供できるのかを考えたいと感じました。この留学で経験したことを忘れずに、自分の力にして夢に向かって成長していきたいです。(Mさん・15歳)
留学する前までは日本で働くのかなとイメージしていましたが、海外で活躍している日本人を見て「すごい!」と感じました。私自身も将来は海外で仕事ができるような人になりたいですし、そのためにも、もっと外に目を向けて経験と人脈を増やして将来を考えたいと思いました。(Yさん・15歳)
私の夢は通訳か心理カウンセラーです。どちらもコミュニケーションを取ること、相手の気持ちを考えることが大切なお仕事です。だからこそ、もっとたくさんの国へ足を運んで、人を知り、文化を知り、歴史を知って出会った人と交流していきたいと感じました。(Rさん・15歳)
「JICAに入って人を助けたい」と領事館の方に伝えたら「手に職をつけなければ駄目だ」とアドバイスを頂いたことが印象的でした。外国で日本語を教える日本語教師にも興味を持ったし、もっと英語を学んで色々な人と話せるようになりたいです。(Kさん・14歳)
困った時に助け合える「思いやり」は国境を越えて人と人を繋いでくれます。他国の学生たちと共に学ぶ「生きた英語」は、教室の中で勉強する従来の学習スタイルとは違い、生徒同士が触れ合いながら全身を動かして「言葉」の楽しさを体験してもらいます。
留学の経験を通じて世界が広がることを子どもたちに感じ取ってもらえる「気付き」を与えて彩り豊な人生(Make Life Colorful)を歩む力を養ってほしい。それがRUNWAY FOR HOPEの役割だと考えています。